回帰地図

3か月に1度のペースで行っている瞑想クラス
今年から哲学を織り交ぜたお話を10分ほどさせていただいています
はじめての試みで少しドキドキ

1回目は『サーンキヤ・カーリカー』からのサーンキヤ哲学、二元論
私たちの意識が感覚器官や認識器官とどのように繋がるかを説く学派です(※)
「サーンキヤ学派の緻密すぎる展開図に皆さんの頭が混乱したらどうしましょう」、
「瞑想どころではなくなったらどうしましょう」と、一抹の不安感を抱きつつの開催

開催から10日後の昨日、参加者の方から感想を伺うことができました
「あの哲学は瞑想をする上での地図のようなものだと理解しました」
そうです、 その通りです!
私はサーンキヤ哲学を回帰地図だと認識しています
「私の身体」と「私のこころ」を俯瞰するためのツールの一つ
本来の自分へ戻るための地図と考えます

新しい時代
AIと私たち人間の違いってなんでしょう
「現実と自我を擦り合わせて新たなイメージを描く」「苦悩しつつも歩み続ける」
AI頼みではなく身体を使って導き出した答えは、きっと私たちの血となり肉となり豊かな心へ昇華すると信じています

都出

  

 

 

(※)サーンキヤ哲学はプルシャとプラクリティが世界を展開するという形而上学的な理論体系がありますが、言葉で説明することが難しく、かつ大変面白い哲学です。体験が伴うことでその理解が深まるので、実感を伴った理解をしていただけるよう便宜的に科学的な表現をしています。

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