アロマテラピー

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数年前まで、庵でアロマテラピートリートメントを受けられる方というともうすでに経験したことがあって何度も受けていますという方が多かったのですが、最近は「アロマテラピーのマッサージを受けるのは初めてで、、、」と少し不安そうに訪ねてくださる方もいらっしゃるようになりました。それだけアロマテラピーが世の中に浸透してきて、一度やってみようかな、という方が増えてこられているのだろうと思っています。

いわゆるマッサージとアロマテラピーとの違いって何でしょう。こわばった筋肉を柔らかくほぐしたり血液やリンパの流れを促したりというのは同じですが一番大きな違いは「体の中に精油を入れる」ということです。アロマテラピートリートメントはオイルを使って施術しますが、その時オイルにブレンドした精油が皮膚の表面から体の中へ浸透してゆきます。
少し難しい話になりますが、皮膚にはバリアゾーンというものがあってほとんどの物は液体であっても(水も化粧品も)皮膚の奥までは入ってゆきません。ですが精油は皮膚も血管も通り抜け血液にのって全身を巡ります。足裏に精油を塗った20分後、吐息から精油成分が検出されたという研究報告もあります。(ですのでアロマセラピストはどのメーカーさんの精油を使うかとても慎重に選びます)

もう一つ精油が大きく働きかけるのが「心」です。難しく解剖学的に言うと「脳」「神経」です。精油の香りを嗅ぐだけで脳のスイッチが切り替わって興奮したりリラックスしたりするのです。これ、なかなかすごいことだと思いませんか。

私がアロマテラピーに出会ったのは20年ほど前。その頃、夜お布団の中に入っても2、3時間ゴロゴロしないと眠れない日々を送っていました。今から思うと睡眠障害の一歩手前だったのかもしれません。昼間の興奮を夜まで引きずっていてオンオフのスイッチの切り替えが上手ではなかったのだと思います。そんな頃アロマテラピーに出会いました。いくつかの精油は神経を鎮静させる働きがあって、その精油を一滴枕に垂らすだけであらあら不思議、あっという間に眠れるようになりました。そんな経験から精油に魅せられ私はアロマテラピーの世界に入りました。

20年前というと精油を扱うお店も施術を受けられるサロンさんも数えるほどしかない時代。サロンでの施術も一回に何万円もかかり、それはそれは贅沢なものでした。
今はネットで精油が手に入ったり駅前には綺麗なサロンさんが軒を連ねていたり、手軽にアロマテラピーが楽しめる時代になりましたね。

昔、私達はお金を払って『物』を買っていましたが、今は『時間』や『経験』を買う方が増えてきているような気がします。自分だけの時間、素の自分に戻れる時間、新しい自分へと踏み出す為の時間、本当の意味で贅沢で貴重な時間なのかなとも思います。
そんな貴重な時間を共に過ごさせていただく私達セラピストにとってもアロマテラピートリートメントの時間は幸せを感じる大切なひと時です。
ーマッサージルームよりー

都出

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